はばたく岸和田ドットコム

第28号 平成25年「しぎ芳則、これからの岸和田市について語る特集号」

『魅せましょう LEADING CITY 岸和田』
三世代が支えあって暮らせる街をめざして

大阪一、子供を産み、育てやすい街に
豊かな自然と人との共生を

 岸和田市は、若者でも戸建住戸をもつことができ、子供たちの教育のために必要な豊かな自然環境と都市環境を合わせもった魅力ある都市に再整備できると考えています。
私は岸和田市の魅力を高めて、今住んでいる人も、これから岸和田市で住む人も、まだ岸和田市の魅力を知らない人も、みんなが岸和田市に住んでみたい、住み続けたいと思える街をめざします。
岸和田市を再び元気な街にしていくために、大阪一、子どもを産み、育てやすい街にすることも私の目標です。子どもが集まる街は高齢者にも生きがいを与えられる街でもあります。若者にも高齢者にも住みよい街づくりを実現します。
そのために私「しぎよしのり」は8つの実行プランを提唱します。

しぎ芳則政策集(マニフェスト)

1医療を受けるなら岸和田市~誰もが健康で暮らし続ける街、岸和田市内で安心してお産と医療を!
  1. 岸和田市内で安心してお産を!
  2. 市民病院に療養型病棟を設置
  3. 助産婦や産婦人科医への助成
  4. 地域医療ネットワークの充実
  5. 共通診察券の導入
  6. 市民病院の独立行政法人化
  7. 子ども病棟、子ども病院の新設
2 子育てするなら岸和田市~子供をみんなで育む街
  1. 子育て支援策
  2. 保育所待機児童の解消
  3. ちびっこホーム(学童保育)の充実と待機児童の解消
  4. 中学校給食の1日も早い実施!
  5. 食育の推進
  6. 学校図書、研究設備の充実
  7. 生徒見守り支援活動の推進
  8. 知育・体育・徳育教育の推進
  9. 市立学校にクーラー設置
3 住み続けるなら岸和田市~いつまでも、誰もが元気で明るく暮らせる街、生涯学習事業の充実
  1. 図書館など文化拠点のサービス向上
  2. 障がい者に優しい街づくりの推進
  3. 高齢者見守り活動の推進
  4. 誰でも安心して医療機関に受診できる支援策の充実
  5. 手話通訳、点字ボランティアなどの活動支援
  6. 全世代の体力向上計画の策定
  7. 障がい者スポーツの振興
4自然を楽しむなら岸和田市~海、山、川、池、自然とともに生きる街
  1. 地産地消の推進
  2. 林業活性化事業の推進
  3. 環境政策の推進
  4. 自然環境の保護
  5. 丘陸地区整備の推進
  6. 自然を利用した、まちおこしプログラム
  7. 地元産木材利用推進
  8. 農業、漁業、林業の活性化
  9. 自然ボランティア活動の支援
5安心して暮らすなら岸和田市~みんなで安心安全を守る街、災害に強い街づくり
  1. 被災者弱者の救援体制の整備
  2. 牛滝川左岸の防災体制の整備
  3. 自衛隊OBの雇用
  4. 自主的・積極的な東北支援体制
  5. 公共施設の防災拠点化
  6. 防災用広場にカマドベンチ・マンホールトイレの整備
  7. 防災ボランティア活動の支援
6快適に暮らすなら岸和田市~快適な都市環境、都市住環境の実現
  1. 中小企業振興策
  2. 市内企業育成のための官民協調の推進
  3. 雇用対策の推進
  4. インフラ整備
  5. 交通網の整備、見直し
  6. 駅前再開発事業の推進
  7. 久米田駅・春木駅高架事業推進
  8. 遊休地の整理
  9. 住宅ストックの整備推進
  10. 美化活動の推進
  11. 泉北鉄道延伸の取り組み
7魅力の街なら岸和田市~岸和田市ブランド化計画
  1. 岸和田市の魅力の創造と発信
  2. 観光産業の振興
  3. 有形・無形の岸和田市ブランドの発信
  4. 岸和田市マーケティング事業の推進
  5. 歴史的街づくりの推進
  6. 新島ロードの整備
  7. 岸和田産ブランド事業の推進
8役所が頑張ってるで、岸和田市~市民本位の行政サービスが行われる街
  1. 365日24時間安心できる街へ
  2. 土日夜間の行政サービスの拡大
  3. 官民人材交流の推進
  4. 庁舎の整備
  5. 独立行政法人による専門性向上策の導入
  6. 具体的指標による行政評価システムの導入
  7. 行政バランスシートの導入
  8. もったいない大作戦
  9. 行政の効率的効果的運営

しぎ芳則に聞く

1医療を受けるなら岸和田市~誰もが健康で暮らし続ける街、岸和田市内で安心してお産と医療を!
Q. それでは一つずつお聞きしていきたいと思います。まずは、最初のテーマについてお尋ねします。

 医療問題は、40歳手前で意識不明に陥った私が政治の世界に入るきっかけになった原点です。医療の充実は私のライフワークとして取り組んでいます。

Q. 岸和田市の医療の現状について聞かせてください。

 市民病院と徳洲会の2つの大きな病院を持っているものの、全国的な医師不足看護師不足の波にさらされ、両院とも診療の縮小をしなければならない状態が続いています。救急医療はある程度充実していますが、慢性期、療養期に安心して医療サービスを受けられる環境にはありません。
 市民病院などは年々外来患者数が減少しています。最盛期には、1日2000人近くまでいった患者数が今や半減し今や1000人を切っています。病床も400あるうちの100床ほどは、空けたままの状態が続いています。
 これも医師不足看護師不足が原因ですし、市民病院全体を急性期病院として運営したいという病院側の想いの問題もあります。100床空いているなら、1つの病棟を、看護師数が少なくて済む療養病棟として運営してもいいのです。
 看護師不足の原因の一つには、働く世代が岸和田市に住みやすさを感じていないということがあるようにも思います。そういう医療従事者が岸和田市で働きたい、住んでみたいと思える街づくりが必要だと考えています。

Q. お産問題はずっと取り組んでこられましたね。

 7年前に産婦人科が休診になるのと同時期に、日本看護協会がその重点施策として助産師による出産を推進する取り組みを実施するようになり、今でもそれは続いています。いわゆる産婆さんによる出産です。市民病院でも一時、内部でその検討があったと聞いていますが、上層部の反対で話は流れ、10人以上いた助産師はどんどんやめていき、やっと産科を復活できるように医師の確保ができても肝心の助産師不足からその先行きは厳しいものがあります。
 しかし、せっかく産科再開にこぎつけたのですから、更に医師がやりがいをもってもらえる医療体制とともに市民に安心を提供すべきです。
 今は、妊婦の年齢があがりハイリスク分娩が増加しています。それと、近年は急激に「飛び込み出産」も増えています。こういった現状を考えて、周産期医療の充実とともに、新生児に対して総合的なケアをできる体制を整えます。
 妊婦と子どものためのセンター的な病棟の運営、更には子ども病院の設置を目指します。

Q. 市民病院の経営形態についてのお考えは?

 病院は行政とは全く違う組織です。今までのやり方では、行政の人の職務規定をそのまま病院に当てはめなければならないため、色々な矛盾が生じています。
 診療報酬など動きに迅速に対応できずに、病院の根幹となる業務をアルバイトや嘱託、委託などに委ねてしまわなければならない現状があります。病院給食などは、職員と委託が混在し、効率の悪い体制になってしまっています。
 命を預かる現場の人たちに働き甲斐を与えて効率的に業務を遂行できるようにするためにも、独立行政法人化を行い、病院が自分で中長期目標を設定し、第三者機関による評価を毎年受けるような体制が望ましいと思っています。

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2 子育てするなら岸和田市~子供をみんなで育む街
Q. 次は子育ての問題についてお尋ねします。子どもそのものが減少している原因は少子高齢化ではないのでしょうか。

 違います。子ども減少を2010年までは、出生数が転出などによる減少をカバーしていたのです。つまり子どもができると市外に転出する流れができているともいえます。15歳未満の子どもが減り続けているのは、岸和田市の都市経営上、とても大きな問題です。30代の住みやすさ満足度も低く、不満をかかえてたくさんの人が市外に転出していると思われる現実を、私は切実に考えています。
 つまり、岸和田市は子育てするにはとても住みづらい街になってしまっています。その解決には、子どもに対する環境整備と親に対する環境整備の両面からの対策が必要です。

Q. 具体的にはどんなことでしょう。

 近隣他市に負けない教育環境の整備です。まずは、中学校給食の早期実現です。紆余曲折がありましたが、食育の観点からや文部科学省の基準では、とても給食事業とは認可されないレベルのスクールランチに変わるものとして、早期に実施したいとおもいます。
 次には学校に対する質の向上を図るための施策をどんどん現場から提案してもらうことです。この8年間、予算が無い、他市ではしてない、などの理由でアイデアや提言を押さえつけてきました。
 ともかく現場の意見、子どもの意見、親の意見をどんどんとりあげる仕組みをつくりたいと思います。その意見を出し尽くした上で、何をするか決めるということが大切です。今は、提案すらできない停滞感が漂っています。
 私の想いとしては、理系の充実のために、コンピュータはもちろんですが、理科の実験、生物、地学などの体験学習を充実させたいと思います。岸和田市から未来のノーベル賞を!ですね。
 それと学校図書の充実ですね。 学校で色んなジャンルの本に触れる環境は一生の財産だと思っています。

Q. 岸和田市内の学校施設は耐震化をクリアしたものの老朽化は著しいですね。

 残念ながらそうですね。小学校の給食設備などは老朽化して使えなくなった学校もあります。また、教室にクーラーも完備できていません。これは保育所・幼稚園・小学校・中学校・高等学校の全てに共通する懸案です。建て替えなどはなかなかできなくとも、時代に合わせて、トイレの洋式化やクーラーの設置など最低限度の設備を整えていきます。

Q. 他にも待機児童問題などについて考えておられますね。

 岸和田市は元々、保育率の高い街でした。私自身も保育所で育ちました。それだけ女性が働きやすい環境があったということです。岸和田市の待機児童数は名目的には減少しているようにみえますが、その実態はすし詰め保育だといわれています。また、幼稚園の3歳児預かり保育がなく幼稚園児も減少しています。
 公的、社会的な子育て支援はどうあるべきかという観点で、学校施設や保育施設のあり方を考えていきたいと思っています。
 国も待機児童問題に取り組みだしました。岸和田市らしさを追求していく中で、国に対してもきちんと規制緩和を訴えていきます。

Q. 他にも岸和田市版教育特区校構想があると聞きました。

 教育は画一的な側面も大切です。その画一的な教育を土台にして、それぞれの小中高で特徴的な教育を行うべきだと考えています。地域特性などを考えた教育ですね。今までも部分的に行われてきました。修斉小学校が、神於山で森作りを実施したりしているのはその一例です。私は、そんな特徴的な教育の一つに、学業を追求する学校があってもいいのではないかと思っています。
 文武両道と言いますが、文も武も大切な素養です。その文を徹底的に追求していく学校があってもいい。そんな取り組みを実施するなら行政は積極的に支援していくべきだと思っています。また、関空に近い城下町として、近隣市との積極的な交流や外国との交流事業も積極的に行いたいと思います。更には、病児保育や支援教育などについては、広域的に近隣市町村で連携した方が質の向上を図れるのではないかと考えています。

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3 住み続けるなら岸和田市~いつまでも、誰もが元気で明るく暮らせる街、生涯学習事業の充実
Q. 生涯住み続けたい街づくりに必要なことはたくさんあると思いますが、高齢者目線を大切にされてますね。

 そうでね。高齢者視点で街を見たときに、岸和田の街はどうなんだろうと思います。日本の住宅開発は、以前から指摘されているように、住宅しか作らない。行動範囲の狭い高齢者は、そんな新興住宅街では住むことができない。車に乗って買い物をしたりすることが前提になっている街づくりが、日本の街づくりです。実際、新興住宅街の中に店舗を作っても採算が取れない。
 一方で、昔からある商店街はシャッターが上げられな店舗が増え、商店街だけで必要なものが揃わないという悪循環を抱えています。
 この問題を解決するには、行政だけでは難しいのだけれども、色んな視点で住環境の整備をしていかねばならなりません。つまり、高齢者目線で考えた住宅政策、誘導施策が必要なのですが、岸和田市にはそんな政策はない。住宅マスタープランを見てもそんなことは書いていない。
 住宅施策と交通網のあり方と店舗誘導などを複合的に考えていく必要がある。つまりスローライフに適した街づくりを地域的に考える必要がある。そういった前提の上での生涯学習の充実ですね。

Q. なるほど、都市のまちづくりの根底にかかわる話ですね。スローライフや都市開発のお話は後からも出てくるようなので、もう一つの柱の生涯学習のあり方について少し聞かせてください。

 生涯学習の充実といっても、何も現役を退いた世代だけをターゲットにしているわけではありません。全ての世代が学びつづけられる環境が大切だと思っています。その中心に位置づけられるのは、私は図書館だと思っています。
 城下町の伝統から、古書なども含めて多くの蔵書を抱えているのですが、老朽化した施設では何もできない対応が続いています。6館構想で市民センターを整備する前に、図書館の充実が先ではなかったのかと今でも考えています。
 また、行政マンも積極的に図書館を利用できる仕組みが大切でもあります。行政の過去資料は全て図書館にあるというぐらいにすれば、庁舎の書類は激減すると思います。
 そして、機構改革などで行き場がなくなった資料も図書館で調べることができるようにすれば、行政の質が上がります。あらゆる行政文書を保管しつつ、市内の一大情報拠点として整備する必要があります。
 今の施設で情報の電子化などできるはずもありません。情報化社会の現在、情報の集まるところに人が集まります。
 例えば、子育てに悩んだ母親が、子育て本を閲覧したついでに図書館で子育て支援の相談会に参加できたり、法律問題を調べたついでに、法律相談が利用できるなど、図書館業務と市民サービスの連携は限りなく広がりを持たせる事がます。
 図書館を単に本を読むところにするのではなく、本から得られる無限の可能性を追求できる場として考えていくと、日本一の図書館ができると思っています。老朽化した市庁舎の建替えにあわせて図書館の充実を考えていきます。

Q. 住み続ける街の柱に福祉政策がありますね。

 元々、福祉レベルが高かったのですが、近年はサービスが低下してきています。 東日本大震災などでも、高齢者や障害者への対応が懸案となりました。岸和田市でもそういった対応はまだまだこれからです。ですから、今の時代に必要な福祉政策をもう一度考え直すべきだと思っています。

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4自然を楽しむなら岸和田市~海、山、川、池、自然とともに生きる街
Q. 次は自然ですね。

 岸和田市には、人間の手の入らない自然はないものの、海、山、川、池などがたくさんあり、漁業、農業、林業が地場産業としてあり、緑豊かな街でもあります。そういった自然を守るだけでなく、自然と人の暮らしを積極的に考えていくべきだと思っています。
 岸和田市には、緑地政策や自然環境を考えるセクションがありません。一方で、豊かに自然が残る岸和田市の丘陵地域の外側の和泉市や貝塚市は開発ラッシュとなって、住宅開発や企業誘致に懸命になっています。
 私は、岸和田市にせっかく残った自然を破壊することなく、自然環境を基盤にしたバイオマスなどの産業誘致や住環境の整備を実施していくことが必要だと考えています。そういう自然と都市基盤の融合のためにも泉北高速鉄道の延伸など、山手地区の横の交通アクセスの整備が必要だと思っています。
 高齢化率の高い山手地区に横のアクセスを確保することで街の姿が一新するはずです。南海線・阪和線だけでなく、もう一つの横軸を確保します。鉄道には時間が必要ですが、バス路線の確保はそんなに時間がかかるものではありませんので、早急に取り組みます。

Q. 自然を活かした情操教育も揚げられていますが。

 都心部にこれだけ近く、世界の玄関口を間近に持つ場所に、これだけの自然を確保できている都市は少ないと思っています。自然は、そのままで自然なのですが、岸和田市の場合は人と関わってきた自然がほとんどです。原生林などではありません。その、人と自然との関わりをもっと推進して、スローライフ、自然教育の推進を行いたいと思います。 大鷹やフクロウの生息できる自然が身近にあることを岸和田市民が誇りに思えるような街づくりを行います。

Q. 自然を基盤とした地場産業の振興も課題ですね。

 岸和田市には林業、漁業、農業がありますが、やはり各々にその先行きは厳しいものがある。これには色々な問題がありますが、行政にこういった一次産業を大切に守り育てたいという気持ちが根底で必要です。地産地消といいながら、本当にそれが実現できているかは課題ですね。給食事業を実施している公共施設、学校や病院などで、採算性だけを追求せずに本当に地域の旬の食材を利用できているか検証しなければなりません。直接、農家に補助金を支払うよりは、そういった事業で積極的に地産地消を行うことで、健康面からも産業振興にもブラスになります。また、木造建築物などで、今はその地域産の木材を使おうという取り組みが全国的に始まっています。しかし、岸和田市の公共工事で積極的にそのことに取り組んだという話は聞かない。見かけの採算だけではなく、地域経済の活性化を考えた取り組みが必要ですし、そのことが自然と人の共生を推進すると確信しています。

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5安心して暮らすなら岸和田市~みんなで安心安全を守る街、災害に強い街づくり
Q. 岸和田市には海、山、川とあり色々な災害が発生する恐れがありますね。

 そうですね。東日本大震災で津波が注目を集めました。確かに津波も危険なのですが、災害には地域の特性をよく考える必要があります。171号線沿いにある神於山などは、その地層から過去に何度も地滑り、山津波を起こしています。
 また、岸和田市にある川も過去に氾濫した記録が残されています。南海大地震を想定して動くことも大切なのですが、台風なども含めたあらゆる災害にどう備えるか、どのような避難体制、救援体制を取れるかを考えておくことがとても大切です。そのために防災のプロや経験者の知恵が必要です。

Q. 自衛隊OBの雇用をずっと言われていますよね。

 東日本大震災の自衛隊のあの頑張りを評価しない日本人は、今や誰もいないと思います。岸和田市の安心のためには、彼らの経験と知恵が必要なのです。そして、職員の東北派遣です。
 東日本大震災が発生して、各自治体が独自の判断で、職員を派遣しました。岸和田市は大阪府などの指示待ちでした。水戸などの友好都市などに人を派遣することもありませんでした。危機管理部門が現地に迅速に入ったということも聞いていません。阪神淡路大震災で現地に入って思いましたが、テレビなどの映像と現場は全く違います。そこに入って作業した経験が後になって活きるのです。
 岸和田市も若い職員を数人派遣していますが、まだまだ足りないと思いますし世代を問わずに派遣していくことが岸和田市の未来を変えると考えています。
 宮城県知事の村井君なども、今でも何人でも人が欲しいといわれています。今からでも遅くありませんので積極的に職員を現地に入れたいと思っています。

Q. 災害時のマンホールトイレやカマドベンチは岸和田市には無いのですか?

 今のところ全く整備されていません。阪神淡路大震災でこの二つの設備の有効性が言われたのです。なのに岸和田市には無い。
 防災公園にベンチはあってもカマドにならないただのベンチです。災害時の緊急薬剤のベスト3に位置づけされるのが、浣腸や下剤なのです。それほどトイレの問題は切実ですので、下水に直接排泄できるマンホールトイレは有効なのです。
 国でもこういった設備に補助金を出していますが岸和田市は何故かエントリーしていません。早急に対策したいと思っています。

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6快適に暮らすなら岸和田市~快適な都市環境、都市住環境の実現
Q. これは都市基盤の充実を言われているのですね。いわゆる都市インフラの問題ですね。

 そうです。いわゆる居住環境を改善するためのインフラ整備の問題です。岸和田市には、市域全体に上水、下水が整備されていますが、実は老朽化していて耐震化もできていない。これは目に見えない負の財産となっています。
 見かけの黒字化のために、問題の先送りをしています。まずは、きちんと水道事業のインフラの問題点を明らかにします。

Q. なるほどそういったことはきちんと表に出す必要がありますね。次に交通網の整備を言われていますが。

 市役所で、本当の意味で交通政策として取り組んでいる部署がありません。交通政策は街づくりや、産業振興、住宅政策と連携して考えるべき基本的事項です。まずは、そういうセクションを作る。
 次に、ローズバスの目的が分からない。福祉目的であるなら、何か中途半端でもあります。交通手段が比較的確保されている市域の循環だけでは岸和田市の活性化にはつながらない。山手地区の横のアクセスの改善がまずは必要です。
 そのための究極の手段は、泉北高速鉄道の延伸です。実現するまでの代替として、バスと道路整備などを考えていきます。

Q. 牛滝川沿岸整備について教えてください。

 これは、川そのものの整備ではなく、牛滝の谷の活性化を進めるという意味です。その方法の一つに春木駅、久米田駅の高架化と駅前再開発により住環境の改善を図ります。つまり二つ駅を整備することによって、牛滝の谷地域の都市の魅力を創造していきます。
 これは、投資型の大規模プロジェクトですが、岸和田市の発展のためにはいずれ実施していかねばならないことばかりです。優先順位をつけながら実施していきます。

Q. 岸和田市の産業についても問題意識をお持ちですね。

 岸和田市は年々、事業所の数が減少しています。それとともに事業所がどんどんと零細化していく現実があります。市内事業所に従事している従業員数には、それほど減少は見られません。が、これは人がサービス提供を行う医療介護事業所の従業員数が増加しているからです。こんなところにも高齢化の影響が現れています。
 岸和田市では、従来から地場産業が盛んでしたが、高度経済成長に合わせて企業誘致を推進し、そして安定期に入って、企業の撤退が相次ぎ、岸和田市の産業構造に空洞化をもたらしてしまいました。このように外からの企業誘致に積極的になるのではなく、地元の産業を育成していく取り組みが必要だし、街づくりの一環として、小店舗が街の中に溶け込んで自立できるような制度設計が必要であると考えています。
 これは、生産人口を増加させていく街づくりとともに、対策や手法を考えていく必要があります。 愛彩ランドが成功したのも、地元の中で、小規模農業事業者の力を結集できたからだとおもっています。こういった成功事例を参考に市内の産業育成を考えていきます。
 小規模事業者の育成、これがキーワードです。

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7魅力の街なら岸和田市~岸和田市ブランド化計画
Q. 岸和田ブランド化というのはなんですか?今までも岸和田ブランドがありましたが。

 岸和田市そのものをブランド化していく取り組みです。つまり、岸和田市そのものを売り込みます。住んでみたい街として上位にきて、市民満足度も高い自治体は、自治体そのものをアピールしています。
 流山市、箕面市、堺市など各市とも自治体を宣伝しています。

Q. 自治体を宣伝することでどんな効果があるのですか。

 人口増です。それも、働く世代をターゲットすることによって生産人口の増加をもたらします。これは、地方税収入の増加につながります。また、宣伝するかぎりは、都市の魅力を高める努力も必要です。都市の魅力を高めながら、都市の宣伝を積極的に行います。
 テレビ、ポスター、インターネットなどあらゆるメディアを駆使して呼びかけて岸和田市のイメージを変えていきます。先進都市では、人口の増加、店舗進出企業の増加、地方税収入の増加などの成果を得ています。
 新規企業誘致より、その立地を活かして住みやすい街づくりを実現して、アピールすることが岸和田市の活性化につながると考えています。
 また、都市イメージを変えることにより歴史豊かな岸和田市の観光産業にも寄与できるはずです。これは、私の目玉政策の一つなので、すぐにマーケティング担当部署を組織して広告宣伝業務のプロを雇用します。

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8役所が頑張ってるで、岸和田市~市民本位の行政サービスが行われる街
Q. 市役所の敷居が高くなったと思っている市民が増えていますね。

 そうですね。岸和田市では、市民と行政が垣根を越えて色々と相談しながら街づくりの方向性を話し合う伝統がありましたが、ここ最近、市役所の側の力不足もあって、そういった風土が失われてつつあると感じています。

Q. まずは市職員の問題意識を問うということですか。

 決して昔に戻す必要はありませんが、改革という名の切捨て、縮小ではなく市役所サービスがどうあるべきかを市職員、特にこれからの岸和田市を担う若手の職員と膝突き合わせて議論したいですね。市会議員として10年間市役所をみてきて、若手の職員の問題意識は想像以上に高い次元にあることを感じています。
 まずは彼らの提案を聞いてみたい。

Q. 財政問題なども職員の間に危機意識が強いのですか。

 危機感は強いですね、強いですが、それがマイナスの方向性に働きすぎているのも事実です。
 『予算が無い』『他市ではやっていない』この言葉に振り回されています。新しい提案をする時に、必ず他市は?と聞かれるようです。
 確かに他市との比較も大切なのですが、まず問うべきは、そのことで岸和田市の行政はどうよくなる?ということです。まずは、これが大切です。比較から入りすぎると岸和田市らしさなどなくなってしまう。つまり岸和田市に人は集まらなくなる。

Q. よく分かりました、しかし一方で信貴さんは「もったいない大作戦」などを唱えられていますけど。

 私は自営業の家で育ちましたし、調理師学校などでも食材を捨てないことを学びました。事務用品などを決して無駄にしなかった。鉛筆やポールペンを最後まで使うことはあたり前の習慣でした。その視点でみると市職員の方、まあ、一般的に会社勤めの方もそういう傾向があるのかもしれませんが、無駄が多い。
 市役所の色んな部署では買ったけど使わずに残っている文房具が山のようにあります。また、時々しか使わない備品、例えば大型のカッターやラミネートをつくる器械など、まとめて管理すれば、少なくてすむ。また、ファイルを整理するのに背表紙にテプラーを貼っている。確かに綺麗ですけどもったいない。テプラーのテープは高いですから。手書きで充分という意識になってもらいたい。そういうところは、いつもケチケチ指摘する「もったいないを連呼する担当者」が必要です。でも、それは施策ではなく日常の仕事に対してですが。
 こんな目の付け所の違いを学ぶためにも、官民の人材交流事業なども積極的に推進したいと考えています。

Q. 市長や特別職の退職金は全廃されるのですね。

 そうです。自治体の首長の退職金、大阪府下は特に高いといわれています。総理大臣より高いといわれていますが、市長だけでなく特別職の退職金を全廃します。

Q. 市の土地など財産の適切な管理や未収入金などにういても積極的に対応されるのですね。

 そうですね。土地の未活用や各種滞納者など、市の担当者が積極的に動けずに問題を先送りして時間がたちすぎてこじれているケースがたくさんあります。問題を先送りにしている間に、市のお金がたくさんつぎ込まれています。
 このような問題をかかえている市民に対しては、各セクションごとに対応するのではなく一括して対処できる部署を新設して処理を行います。そのためにも、法律の専門家の積極的な雇用を行います。
 これ以外にもできることは何でもやる。という気構えで行います。

Q. 市役所の組織や人件費の問題などについては、どのようにお考えですか?

 全体としては、岸和田市に人が集まり、経済がまわりだすならば、小さな自治体を目指していくことが必要です。人員や給与等も一律的な削減ではなく、ここは仕事の質のあり方を見定めながら、これからを支える働き盛り世代の20代、30代の市職員たちの意見を聞きながら考えたいと思います。
 府下でも全国的にも、住みやすさのランキングの上位に入る自治体でも真剣にこの問題に取り組んでいるようですし、そういった先進事例を参考にしながら改革を進めます。
 また、何のためにやっているのか理由がわからない評価制度は改めるべきだと考えていますので、今の人事考課制度は、休止も含めて根本的に手直しが必要だと考えています。

Q. 色々とお聞きしましたが、すぐに実施したいことは?

 仕事を行うためには、人と組織です。まずは早急に機動力あふれる人材配置と組織です。積極的な人事異動と機構改革をすぐに実施して市長自らが政策推進できる体制を構築します。
 看板政策の中学給食実現のための専門組織や市民病院の経営形態を見直すための組織は即座にと考えています。
 自衛隊OBの雇用、マーケティング経験者の公募なもど迅速に対応します。投資的経費の見直しや、公約の実現の具体的プラン作りも迅速にと考えています。
 4年間しかない任期のスタートダッシュとして私が先頭になって走りたいと考えています。あらゆる意味で先例にとらわれず、果敢迅速に実行力を発揮します。
どうしたら実現可能かを考えます。できない理由ではなくできる方法を提案します。提案するだけではなくその実現に邁進します。

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