はばたく岸和田ドットコム

第27号 平成25年(2013年)

しぎ芳則の想い

 しぎ芳則は平成10年9月11日肺動脈破裂により大量の喀血にみまわれました。救急車で病院に着いた時には既に意識はありませんでした。家族の献身的な看病、担当の医師や看護師さんたちの頑張りのおかげで約2ヶ月の意識不明から覚醒できました。臨死体験として不思議な記憶が次々と蘇りました。その後、9ヶ月の闘病生活を送りました。その体験記は自伝「植物状態からの生還」に書いています。とにかく、自分の足で歩きたいという思いでした。
 壮絶な闘病生活を経て平成15年に市議会議員に立候補しました。自民党の大阪府議会議員であった故井上新造先生のもとで10年間秘書として政治の勉強をした経験を活かせると思ったからです。
 政策としては、母親が働きながら私たちを育ててくれた背中を見て育ったので、子育てしやすい岸和田にしたいという思いが一番でした。その象徴は中学給食です。京都の大学に在学中、地方から来ている友がみな、中学給食が当たり前ということにショックを受けました。当時、全国での実施率が90%近く、大阪では半分にも満たないという現実を変えたいと思いました。また、学童保育が5時までだったり、働く親にとっては厳しい現実が岸和田にはありました。
 命の有難さを身をもって経験したので、特に医療の充実にも取り組みたいと思いました。教員時代の経験を活かし、福祉分野、生涯学習の充実や豊かに残る自然と人の共生も大切にしています。
 今、働く世代や子どもが減少していく岸和田の姿を目の当たりにして、岸和田を再び泉州の LEADING CITY として再生するために、立ち上がりました。

台風被害へのお見舞い

 この度、台風が広範にもたらした暴風雨により、被害を受けられた方々に心よりお見舞いを申し上げます。犠牲となられた多くの方々に心より哀悼を捧げ、ご冥福をお祈りいたします。行方不明になられている方々の一刻も早い救出と、被害をこうむられた地域の復旧、復興を願って止みません。
 今回の事態を受けて、災害に備えることの重要性を痛感いたしました。備えある岸和田のために全力を尽くします。

しぎよしのりに聞く

Q. 21世紀に入ってから岸和田市の人口は減っていると聞いているのですけど。

 そうですね、岸和田市の人口は2002年をピークに減少しています。その反面、世帯数は増加しています。

Q. 人口は減っているのに世帯数は増加なんですか?

 高齢化によって高齢者だけの1人世帯や2人世帯などが増えていますし、1人親家庭なども増えているのです。その反面、子育て世代と言われる30代の夫婦と子どもによる4人世帯は減少を続けています。

Q. 岸和田市から子どもや働く世代が減っているということですか。

 市民のアンケートを見ても、ここ10年ぐらいの顕著な傾向として30代の子育て世代が岸和田市の住みやすさに対して満足をしていません。2002年からの人口減少も自然減ではなく、子育て世代の転出による減少です。

Q. その反面お年寄りが増えているのですね。

 そうですね。所得層を見ても年収400万以上の世帯が減少し200万以下の世帯が増加しています。これは、働く世代が減少して、年金受給だけの世帯が増えているということです。

Q. しぎさんの8つの約束は、こういった現状を解決するためとお聞きしました。

 岸和田市は昔から三世代がともに支えあって生活できる街として、泉州地方をリードしてきました。しかし、今は、働く世代が岸和田市から去っています。祭の曳き手に苦労する町もあり若者増加策は深刻な問題です。
 働く世代も、近くに親がいれば安心して働きながら子育てができます。また、高齢者の方々も、近くに大人になった子どもたちがいることで安心できます。この相互で支えあう住環境が岸和田市から失われつつあるのを、市会議員になってから特に危惧していました。
『魅せましょう LEADING CITY 岸和田』は、こういった街づくりをしたいという想いから考えました。つまり三世代が支えあえる街ということです。

Q. しかし、8つの約束を実現するにも、岸和田市も財政が厳しいのではないですか。

 はい、年々、厳しさを増しています。決算では見かけの黒字は達成していますが、市の貯金は年々減少しています。その原因の一つが地方税収の減少です。
 地価の下落による固定資産税の低下と、働く世代の減少による住民税の減少です。少し難しい言葉を使うと、地方税収入を基準にした基準財政収入が2001年と2011年とでは年間27億円も低下しています。
 簡単に言えば10年前に比べて岸和田市の税収は年間30億円ぐらい減少していてその大きな理由が若者の減少と地価の下落という都市の魅力の減少が原因なのです。
 私は、働く世代を中心に岸和田市への定住を促す街づくりを行い、都市の魅力を高めることによって、三世代が支えあい、活力ある岸和田市を取り戻すことができると考えています。
 その具体的なプランとして8つの約束を提案しています。

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